パピヨンの涙やけに悩む飼い主必見！流涙症の原因と病院に行くべき症状とは？

パピヨンの正しい育て方　パピヨンの可愛らしい顔立ちに特徴的な、大きな耳や目の周りに見られるものが涙やけです。

目からあふれ出る涙が毛に染み込んで、目の周りに茶色い染みができる状態を指します。

これを引き起こす「流涙症」は、パピヨンに限らず
多くの小型犬に見られる一般的な症状ですが、
特にパピヨンでは目の形や顔立ちが影響しやすい傾向があります。

パピヨンの顔

主な原因としては目の構造や涙管の詰まり、アレルギー、
異物が目に入ったこと、または感染症などが考えられます。

パピヨンは目が大きくて丸い形状のため、涙が目からこぼれやすくなっています。

また顔が短い犬種と比べて涙管が詰まりやすく、
そのため涙が溢れ出し毛に染み込んでしまうのです。

環境アレルゲンや食事の内容も原因の一つです。
例えば食物アレルギーやホコリ、花粉、化学物質に敏感な犬は
涙の量が増え、結果として発生する可能性があります。

防ぐためには日常的なケアが重要です。
目の周りをこまめに拭く、アレルギーの原因を特定して排除する、
または食事の改善を試みるなどの対応が考えられます。

ただし原因が何であるかを確実に知るために、動物病院での診断が有効です。
獣医師の指導のもとで適切なケアを行うことが、予防につながるでしょう。

軽度であれば、日常のケアや生活環境の見直しで
改善されることもありますが、場合によっては
病院での診断と治療が必要になることもあります。

まず涙の量が明らかに増え、目の周りが常に濡れている状態が
続く場合や、涙が黄色や緑色など異常な色をしている場合は、
感染症の兆候があるかもしれません。

また目を頻繁にかいている、目が赤く充血している、
目が開かない、または目やにが多く出ているといった症状があれば、
早めに獣医の診察を受けるべきです。

獣医の診察を受ける

流涙症が重症化すると眼球に炎症が起きたり、角膜が傷つく可能性もあります。

例えば結膜炎や角膜潰瘍などの病気がある場合には、
適切な治療を受けないと視力が低下する危険性もあります。

獣医は眼圧検査や涙液量検査、涙管洗浄などの方法を用いて、
原因を特定し必要に応じて点眼薬や内服薬を処方します。

涙管が詰まっている場合は、涙管洗浄や外科的処置を行うこともあります。
特に症状が悪化する前に早めに動物病院で相談することが大切です。

普段から注意深く観察し、涙の色や量、その他の異常が見られた場合には
早めの対応を心がけましょう。

治療の効果は犬の体質や原因によって異なるため、
獣医師からの指導に従って、継続的なケアを行うことが重要です。

症状が改善しても、定期的な検診を行うことで、再発を防ぐことができます。